第51回ホリスティックフォーラム(大阪)

平成11年3月28日(日)


充ちるこころとからだ

講師 : 坂本祐子

 

健美操とは1937年中国で発行された「女子健美操偉」が発端となり中国に普及している健康法です。日本には1987年に紹介されました。
 健美操は @調息:呼吸を調整し、息を整える。A調身:個々に適した内容で目的に応じて身体を整える。B調心:心をコントロールする力を促進し、精神を安定させる、の3つを基本にし、東洋医学、気功法、運動生理学、姿勢保健均整学、運動解剖学、キネシオロジー学、操体法、等を取り入れ開発された、いつでも、どこでも、誰でもできる楽しい運動です。
 健美操は、次の3つの運動区分により構成されています。 1、静態(精神面の向上と神経を緩和する) 2、動態(目的に応じて身体を調整する) 3、結合態(神経と筋肉を緊張と緩和し調整する)更に、それぞれが目的に応じて運動が区分されています。フォーラムでは、坂本さんが日々の臨床の中で、患者さんと接する時に感じる心と身体の統合を「気」というエネルギーの立場を踏まえてお話していただきます。また実際に健美操も体験していただきます。
坂本祐子(さかもとゆうこ)
日本健美操協会専務理事 関西支部長
健康運動指導士 管理栄養士


現在総合病院で管理栄養士として栄養指導、栄養教育に関わるかたわら、食べることだけでなく心の問題や身体を動かすことも大切ということで、公的機関や民間スポーツクラブなどで「健美操」を普及。震災後自分にできることを探しながら大阪YWCA「心のケアプロジェクト」でボランティア活動を継続している。