第140回 ホリスティックフォーラム 2021年8月29日(日)
静岡県富士市にある川村病院の一角に「幸ハウス富士」と呼ばれる場があります。ここは、がんの患者さんをはじめ、そのご家族、ご友人、サバイバー、サポーターの方々が集う場。がんになっても、自分らしく過ごすことをみんなで大切にする場です。隣接して、緩和ケア病棟もあります。
私はハンドマッサージやおしゃべりに訪れているだけですが、ときには、「自分の人生は、これでよかったのだろうか」と真剣に問いかける患者さんも・・・ここでのアロマテラピー活動には、「ホリスティックな視点」が必須かもしれません。
幸ハウスがオープンして3年余、緩和ケア病棟が1年。私の活動の一端をご紹介しながら、いかにこの分野にアロマテラピーが役立つかを知っていただきたいと思います。
プロフィール 久保田 泉 (くぼた いずみ)
■NPO法人日本ホリスティック医学協会常任理事、自然療法学校マザーズオフィス講師、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター、同認定セラピスト。
■製薬会社に勤務しているときにアロマテラピーに出会い、西洋医学を補完する力を持つことに驚く。専門的な学びを通して、その魅力にますますひかれ、現在は母校の講師をしながら、ホリスティックなアロマテラピーの普及をライフワークとする。地域でのアロマ講座や幸ハウスでの活動も精力的に行っている。