ホリスティックフォーラム 平成28年12月23日(金・祝) 14時~
講師: 竹林 直紀(心療内科医)
私のクリニックでは初診の患者さんに、「ここでは治しませんよ」と、最初にお伝えしています。というのも、ストレスや生活習慣などが影響している症状や病気の場合、自分自身が主治医となり、こころとからだの健康を回復することができるからです。
薬の役割は、実はこころとからだが自らの力で健康を取り戻していくまでのピンチヒッターに過ぎません。しかし現在の日本での保険診療による標準治療では、 原因療法ではなく対症療法の薬物療法が中心となっており、自ら原因を解決していくような方法はほとんど行われていないのが現状です。
今回のフォーラムでは、「思考」「行動」「栄養」の3つの側面から、自律神経系のストレス反応を自ら回復するセルフヒーリングの方法について、簡単な体験ワークも交えながらご紹介したいと思います。
プロフィール 竹林 直紀 (たけばやし なおき)
1957年生まれ。愛知医科大学卒。関西医科大学、九州大学での心身医学の研修後、サンフランシスコ州立大学ホリスティックヘルス研究所に留学。米国におけるホリスティック医療・統合医療を心身医学の立場から研究。現在、薬を使わない自由診療の心療内科クリニック院長。
関西医科大学、神戸市看護大学、山梨県立大学看護学部などの非常勤講師。
著書:「薬にたよらない心療内科医の自律神経がよろこぶセルフヒーリング」(青春出版社2015)他