第112回 ホリスティックフォーラム 平成25年7月28日(日)
講師 : 萩原 優 (イーハトーヴクリニック院長・医学博士 )
心と体はつながっているにもかかわらず、西洋医学では心と体を切り離して、体だけを診断、治療します。一方、ホリスティック医学のように本来の医療を目指し人間を全体的にとらえようとする考え方もあります。私も体だけでなく、心から魂まで含めた全人的な医療がこれからの時代に求められていると感じております。
しかしながら、心・魂の領域にどの様にアプローチするか明確な答えは未だ出ていません。私は、心・魂の領域に辿り着く手段の一つとして催眠療法を用いております。人の意識は顕在意識と潜在意識に分かれており、潜在意識の中に病気の原因となっている小さい頃のトラウマや更に前世での出来事があるのです。
病気は心と体の不調和に原因があり、特に心の傷が体に現れたものが病気です。病気は心・魂からのメッセージとも言えます。それに気づくことにより、精神的にも肉体的にも癒され、その手段のひとつとして催眠療法を用いています。また、集団において催眠下で体に働きかけるソマティック・ヒーリング(体細胞療法)も行っております。この手技は体に意識を向け、体が本来持っている治癒力が発揮されるのをサポートします。
今回の講演では、催眠の成り立ちや、どの様に臨床で使っているか、などについてお話しをする予定です。参加者の皆様には催眠の感覚を少し味わって頂ければと思っております。
プロフィール
プロフィール 萩原 優(はぎわら まさる)
イーハトーヴクリニック院長。 医学博士 広島大学医学部卒業
東京女子医大外科で3年間の医療錬士を経て、聖マリアンナ医科大学第一外科にて消化器外科、内視鏡的
診断・治療、緩和医療に従事。第一外科講師、同大学講師、准教授を経て西部病院外科部長を歴任。30年以上に渡り大学病院に勤務し、平成17年3月退職し、平成17年9月より18 年3月まで「森の診療所」
院長。現在は聖マリアンナ医大客員教授。医療における精神面に特に重要視し、統合医療、催眠療法を実
践しつつ、その普及に努めている。
元日本外科学会指導医、元日本消化器外科学会指導医、日本消化器病 学会指導医、日本消化器内視鏡学会認定専門医、日本緩和医療学会評議員 ・NPO法人ほあーがんサポー トネットワーク代表・日本ホリスティック医学協会専門会員・ABH(米国催眠療法協会)マスターインス トラクター・NGH( 米国催眠士協会 ) インストラクター・ブライアン・Lワイスプロフェッショナルトレー ニング修了・ソマティックヒーリング・インストラクター・日本ホリスティックワーク顧問・日本メンタ ルヘルス協会公認カウンセラー・現代レイキ師範マスター
著書『がんの催眠療法』(太陽出版) 『前世療法体験CDブック』(マキノ出版) 『医師が行う がんの催眠療法体験CDブック』(マキノ出版)