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第102回 ホリスティック フォーラム大阪   平成22年10月3日(日)

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 食物の働きは三つに分けられます。血となり肉となりエネルギーのもとになる成分(一次機能)、味や香りに関する成分(二次機能)、脂肪や糖質の合成や分解、免疫力、血流などに関係する成分(三次機能)です。通常機能性食品と呼ばれる食品は三次機能を有する食品です。
 一般的に三次機能を有する成分は味覚を低下させることから食習慣のなかでは除去されがちです。近年若年の生活習慣病や癌、自己免疫疾患が増加しています。このことは精製された食品の増加による三次機能成分の不足を示唆しています。演者は長年にわたり機能性食品の研究と開発を行ってきました。体の機能を高めて治す機能性食品の働きとそれらの食品を例としてエビデンスベイスドアプローチの手順をお話します。


1.  免疫強化食品 ヘミセルロース誘導体(米ぬかアラビノキシラン、発酵古代米)
2.  血栓予防食品 NKCP(ナットウ菌由来バチロペプチダーゼ)
3.  脂質代謝改善食品 米ケフィラン
4.  腸内環境改善食品 すし乳酸菌

 

プロフィール

前田 浩明(まえだ ひろあき)

◆免疫活性物質研究の第一人者。専門は食品栄養学・食品機能学。
◆略歴・役職 1964年、千葉大学園芸学部農芸化学科食品及び栄養科学研究室卒業、2005年農学博士学位授与(大阪府立大学)、潟Iリジン生化学研究所 代表取締役、NPO法人日本臨床食物機能研究会 理事及び事務局長、日本マテ茶協会 理事
◆主な業績、シイタケ菌糸体抽出物(LEM)の開発、抗植物ウイルス剤農薬(レンテミン)の開発、活性化多糖類関連化合物(AHCC)の開発、米ぬかアラビノキシラン誘導体(バイオブラン)の開発、ナットウキナーゼ含有食品(NKCP)の開発、米培地乳酸菌培養物(米ケフィラン)の開発、発酵古代米の開発、すし乳酸菌SU-6の開発