HOLISTIC KANSAI

第93回 ホリスティック フォーラム大阪
第12回 ホリスティック ケア講座
2008年4月27日(日)



講師 : 竹林直紀先生
( ナチュラル心療内科クリニックTAKEBAYASHI 院長/統合医療研究所 所長 )
 
  マインドフルネスとは、東洋の禅や瞑想などで強調される「 今 ここ 」に意識を集中させ、自己の状態をあるがままに受け止めることをいいます。米国ではストレス緩和プログラムや第3世代の認知行動療法として広く応用されています。
 臨床研究も多く、慢性疼痛、高血圧、線維筋痛症、がん、頭痛、気管支喘息、虚血性心疾患、糖尿病、うつ病、不安障害、睡眠障害など多くの疾患に対して症状の軽減が認められています。
 本講演では、こころとからだのより良い関係のためにマインドフルネス瞑想が果たす役割について、心身医学や精神生理学的観点からわかりやすく解説し、実際に体験していただきます。
   プロフィール
竹林直紀 (たけばやし なおき)
 関西医科大学、九州大学にて心身医学の研修を行った後、米国サンフランシスコ州立大学ホリスティック医療研究所に2年間留学。エリック・ペパー博士 のもとで、バイオフィードバックや補完・代替医療(CAM)を中心とした米国におけるホリスティック医療を心身医学の立場から研究。現在、関西医科大学や神戸市看護大学などで、医学生や看護学生にホリスティック医学や統合医療の講義と実習を行っている。
 2005年からは神戸三宮にホリスティックな統合医療実践の場として『ナチュラル心療内科クリニックTAKEBAYASHI』を開院。バイオフィードバック、自律訓練法、呼吸法、瞑想などを用いた独自のマインドフルネスアプローチによる診療を行っている。