第88回 ホリスティック フォーラム大阪
〜メタボリックシンドロームの克服に向けて〜
2006年12月23日(土)
講師 : 野網 昭南先生
漢方の養生舎主宰、薬剤師、薬学修士
メタボリックシンドロームは生活習慣病の上流に位置すると言われ、その概要や診断基準についてもよく知られるようになってきている。 それ自体は望ましいことであるが、メタボリックシンドロームを克服するための、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣の改善が指摘されるばかりで、各々についての具体的な方法が体系的に提示されていないのが現状である。 そこで今回は批判を覚悟で、メタボリックシンドロームを克服するための方法を、主として食生活に限って提示してみたい。 また、生活習慣は個人の生活上に表われた”クセ”であるから、たとえ正鵠を射た方法が提案されても、同時に、実施に踏み切らせるための新たな方策が必要になってくることも考慮しておかねばなるまい。 |
プロフール 野網 昭南(のあみ しょうなん)
1942年 大阪生まれ。 徳島大学薬学部卒、薬剤師、薬学修士。
薬品会社、薬局などに勤務の後、1987年に河内長野市で自然食品店を併設した漢方薬局を開業。
現在は大阪市西淀川区でホリスティック健康相談所「漢方の養生舎」を開設し、主として予防医学の指導を行っている。
一に養生、二にくすりをモットーに 「患者に与える最良の薬剤は希望である」ことを念頭において相談に当たっている。