平成16年4月25日
― 再び注目され始めた改革の血液学理論 ―
新生命医学会会長 : 千島 明(ちしま あきら)
現代医学は驚異的ともいえる発展を続けています。殊に外科系の技術と装置の進歩は多くの人々の尊い命を救っています。しかしその一方、さまざまな難病奇病や多くの慢性疾患の治療にあたっている医療現場に、医学常識とされている諸説への疑問を抱く医師や学者が増えてきました。
最大の疑問はガン細胞……通常の 状態ではどうして分裂増殖しないのか……また造血器官とされる骨 髄になぜ血管が発達していないのか……そんな疑問の累積が、永いあいだ学界のタブーとされてきた『千島学説』を蘇らせました。幾つもの疑問について、50年近くも前にその矛盾を指摘し、誤らないための道標を示していたのです。
国内外から再び注目されるようになった千島学説……時間の都合から概略と重要項目だけのお話になりますが、きっと、これからの予防医学と治療への新しい道標の資にして頂けることと思います。
講師プロフィール
日本大学法学部卒。 故千島喜久男医博長男。 新生命医学会会長、医療問題アナリスト。 千島医博の没後、千島学説の普及活動に専従する。生活への応用のため外科医、故西浦一彦医博の指導を受け外科学と内科学の臨床を学ぶ。 検査と薬剤療法を主体とする医療現場にその限界を感じ、 まず患者のストレス軽減が治療の第一とし間脳疲労開放術『暗示欲』を考察、心理療法にもあたる。各地の講座、講演等で千島学説実践運動に活躍。