第56回ホリスティックフォーラム(大阪)

平成12年3月26日


快医学から見た一考察

講師 : カラバラ (カラダバランシング) 研究所  岡本哲郎



ヒトが病むにはそれなりの原因というものがあります。いわゆる近代医学はその原因をもっぱら外因的探求に終始しているのが現状です。視点を一度ずらしてヒトの病に対する抵抗力の強弱の個人差ということを追及していくと、必然的にそのヒトの生き方のあり様に責任がはねかえっつてくるわけです。全ての生命現象には大自然の根本原理というものがあります。故・桜沢如一氏は「ヒトの不幸はそのヒトの大自然の根本原理に関する無知・無理解である」と断言しておられます。「病む」「治る」にはそれなりのカラクリがあります。自らのライフスタイルによるカラダのバランスの失調をタナ上げしての対症療法・攻撃療法では根本解決にもおぼつきません。今回は操体法、綜統医学、ライフエネルギーテスト(O-リングテスト)を基本にした快医学の紹介と、とりわけ操体という根本原理の一部からそのカラクリをみつめることで「ヒトはなぜ治るか」にせまってみたいと思います。
岡本哲郎 1951年生
1988年 瓜生良介氏の提唱する操体法、綜統医学、ライフエネルギーテストを三本のベースにした快医学に出会い、中でも操体法(故・橋本敬三氏提唱)のバランス理論に多大な感銘を受ける。以来十数年にわたり大阪・鹿児島で世間でいういわゆる難病の方々の体のバランス回復をはかり今日に至る。