第57回ホリスティックフォーラム(大阪)

平成12年5月28日




−心と身体を癒す伝統的代替医療−
講師 : ミハエラ シェルブレア(Mihaela Serbulea)

 


今回は、現代医学を超えた21世紀の代替療法と言われているホメオパシ ーを取り上げました。ホメオパシーとは、患者の症状と最も似た症状を健康な人に引き起こすことができる自然薬(レメディ)を、極めて少量その患者に投与することで、患者の自然治癒力を高め、治療するという考えに基づいた医学です。その際、身体的な面のみならず、心理社会的な側面をも含めた全体を診た上で、その患者に必要なレメディを決めるという、まさにホリスティックな視点を持った医学体系です。現在、インド、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカなどにおいて、ホメオパシーの医療は実際に治療として行われています。特にイギリスでは盛んで、王室にもホメオパシーの専門医がいるくらいです。残念ながら、日本ではまだほとんど知られていませんが、日本にもようやく学校も開設され、近い将来、必ずや注目を集めることでしょう。
 今回は、このホメオパシーの基本を、わかりやすく紹介していく予定です。

 
講師紹介
ミハエラ 
シェルブレア
(Mihaela Serbulea)

1991年、ルーマニア、ブカレスト大学医学部卒業。1991〜1993年、病院に勤務しルーマニアとオーストリアでホメオパシーを学ぶ。1993年来日し、名古屋大学医学部にて臨床を経験した後、1995年4月より、名古屋大学医学部第三内科大学院過程にて、分子病態研究(ガンの転移のメカニズム)に従事。1999年10月より、WHO健康開発総合センター勤務。現在は神戸に在住し、ホメオパシーの勉強会も開いている。